友達が借りたいんです【友達が借りたいんですが…】
お借り頂いております賃貸物件の解約通知を頂戴する際に、正に解約しようとしているそのお部屋を、その方のお友達が借りたいとのお申し出を頂くことがございます。
お友達ですから、何度かはそのお部屋を訪問されたこともあるでしょう。
その立地や設備や賃料等がご希望にかなっており、その物件が主の解約により空室となるのであれば、
「じゃあ自分が住もうかな…」
そのような流れになるのかも知れません。
ところが、一見簡単そうに思えるこのケースが、手続き的には意外にそうでもございません。
何よりコトを複雑にするのは、原状回復をどうするか、という点。
原則として、お部屋を引き継いだお友達が最終的に解約される際の原状回復の義務は、初めに住まれた方のご入居時に遡ることになりまして、初めの方がウッカリ壊されていた箇所があれば、引き継いだ方に覚えが無くとも修理代がかかることになり、その点でトラブルになる可能性もございます。
そうなると、お友達同士といえども気まずくなることもございますので、出来ましたらそのまま引き継ぐのではなく、前の方が退室後、キチンとリフォームをした上で正規のご契約手続きを踏んで頂くことを、ハトお勧めポー、でございます。
せっかくのお友達関係ですので、線を引くべきところはキチンと線を引くことも、良好な関係を保つために必要なことでございますね。